グランプリ決定! プレゼン発表会

福武ホール

2017年2月18日(土)、東京大学の福武ホールにて第2回 Over Million Challenge プレゼン発表会が開催されました。応募総数48件の中から見事、一次審査を通過した5チームの学生たちが集結し、昨年11月に行われた合宿からさらにブラッシュアップしてきた提言を発表。果たしてグランプリに輝くのはどのチームか!? 未来を担う学生たちの熱い戦いがステージ上で繰り広げられました。

Over Million Challenge プレゼン紹介!

各チームの持ち時間は10分間。寝る間を惜しんで準備した映像や資料、何度も練習を重ねたプレゼンを直前まで確認しながら、いざ本番。みんな少し緊張の面持ちで、それぞれが考える「子育てしやすい社会」にするための具体的な提言を発表しました。
※各グループの画像をクリックすると、紹介ページが立ち上がります。

  • 「企業から20代社員に育児資金が貸与される制度」【AMUH】
  • 「早期の結婚・出産を後押しする大学での授業導入」amour famille
  • 「結婚しない若者へ「現代型お見合い」」sachild
  • 「結婚前の意識改革を図る「保育男子」の養成」Hoiiiku
  • 「今ある保育園の空きを最大限に活用する「ReHoiku」」Reborn

発表会レポート

「少子化って一体なんなの!?」 子どもを産み育てやすいニッポンへ。学生による提言コンテスト プレゼン発表会

自信みなぎる表情の5チームが一堂に集結

第一次選考を通過した5チームは、2016年11月に開催された1泊2日の合宿に参加。少子化問題に携わる各方面のプロフェッショナルによる講義を受講し、本番に向けてフィールドワークや資料づくりを進めてきました。前日まで入念な準備を済ませたせいか、当日の学生たちの顔には合宿のときにはなかった「自信」がみなぎっているようです。

各チームの発表がスタートみんな熱心に聞き入ります

1グループの持ち時間は10分間。各チーム、パワーポイントを用いたプレゼンテーションを基本に、掛け合いのトークがあったり、おそろいの衣装で登場したりと、個性あふれる演出でオリジナリティーも同時に訴求。この日のために、練習に練習を重ねたことがよく伝わってくる熱いプレゼンテーションに、会場の人々も思わず引き込まれていました。

まるで熱いバトル!?プレゼン後の質疑応答

各チームのプレゼンテーションが終わると、提言内容に関する質疑応答の時間です。提言内容が実現したときに、継続していくことが可能か? 資金面はどうするのか? など、専門家ならでの立場から突っ込んだ質問に、プレゼンで使用した以外の資料を見せながら、即座に応答する学生たち。どの質問にも的確に返答する姿に、学生たちの入念な準備がうかがえました。

満席となった会場と豪華な審査員の顔ぶれ

当日は約140席ある一般観覧席は満席に! そして審査員は昨年に引き続き2回目となる、明治大学政治経済学部教授の安藏伸治審査員長をはじめ、少子化や子育てに精通したスペシャリストがずらり。またゲスト審査員に、現在子育て中のタレント眞鍋かをりさんを迎えるなど、豪華な顔ぶれがそろいました。発表する学生たちも真剣な表情ですが、審査員の方々も終始、真剣な面持ちで聞き入っていました。

グランプリ発表

見事、受賞したグループは「sachild」!

審査員長の安藏伸治先生が「とにかく、どのチームも人前で話すことが上手なことに感心しました。自分が学生だったころとは格段の差があります」と会場の笑いを誘ったあと、ついに発表です。特別賞は「AMUH」と「Reborn」、優秀賞は「amour famille」と「Hoiiiku」、そして栄えあるグランプリに輝いたのは「sachild」。「既存のシステムをよく検証し、勉強したことがうかがえる素晴らしいプレゼンでした」と讃える安藏先生の言葉に、涙が止まらない「sachild」の恵藤里美さんの姿が印象的でした。

受賞チームのコメント

奥竜太さん(左)
昨年の合宿時は「自分たちは全然ダメだ」と落ち込みましたが、だからこそチャレンジ精神で本番まで頑張ったのが逆転につながったと思います。

恵藤里美さん(中央)
合宿後はフィールドワークなどを通じて、毎日朝から夜までこのプレゼンのために費やしました。今はとにかくうれしいけど、まだ実感がわきません(笑)。

柿島一貴さん(右)
本番直前まで何度ケンカしたかわからないほど、意見を戦わせました。でもお互いに妥協しなかったからこそ、この結果につながったと思います。

プレゼン発表会が無事終了、発表者の感想を聞きました!

  • 【AMUH】楽しかったです! 発表役の1人に対して、素朴な疑問を投げつける質問役をつくった2人によるプレゼンテーションが、審査員に「斬新!」と評価されたのもうれしかったですね。
  • amour familleとても緊張しましたが、審査員より「教育の大切さを改めて提言し、考察が深い」と言われたことが励みになりました。前日まで頑張ってきたので、今はとにかくゆっくり休みたいです(笑)。
  • Hoiiiku優秀賞と評価していただいたのはうれしいですが、正直悔しいですね。でも、このプレゼンで終了ではなく、これからが本当のスタート。「保育男子」実現に向けて、もっと勉強していきます。
  • Rebornメンバーが沖縄と関東在住に分かれているので、スカイプを駆使して頑張りましたが、もっと分析力が必要でした。でも、3人が一丸となって一つのことを達成できたのは、人生の財産です。
審査員紹介
  • 審査委員長安藏伸治氏

    審査委員長
    安藏伸治氏
    明治大学政治経済学部教授
    日本人口学会理事・前会長

  • 審査員真鍋かをり氏

    審査員
    眞鍋かをり氏
    タレント

  • 審査員齊藤英和氏

    審査員
    齊藤英和氏
    国立成育医療研究センター
    周産期・母性診療センター、副周産期・母性診療センター長

  • 審査員渥美由喜氏

    審査員
    渥美由喜氏
    東レ経営研究所
    ダイバーシティ&ワークライフバランス主任研究員

  • 審査員大沢真知子氏

    審査員
    大沢真知子氏
    日本女子大学 人間社会学部
    現代社会学科教授

to.企業

01

【AMUH】(アムー)宇都恭輔、大園敦士、川端眞莉

企業から20代社員に育児資金が貸与される制度

少子化に拍車をかけているのは、経済的な問題が大きな要因では!? AMUHの3人が提言したのは、20代の若者でも経済的な不安を抱くことなく子育てができるよう、勤めている企業から育児資金が貸与できる「奨育金」です。「行政だけでなく、もっと企業による支援を!」と呼びかけ、さらに貸与された金額の返済を30代から行うことで、20代での結婚・出産・子育てを後押しするシステムの実現を目指します。

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to.大学

02

amour famille(アモーレ ファミーユ)岩城帆乃花、桑原利旺、鈴木七海

早期の結婚・出産を後押しする大学での授業導入を提案

若いうちに子どもを産む人が少なくなっていることを懸念したamour familleの3人は、大学で「恋愛の授業」を取り入れることこそが最善策だと提言しました。「幸せの形は人それぞれ違う」を基本に、専門家が異性と出会うための方策や、出会いの生かし方などを具体的に講義。聴講した学生たちが結婚年齢を早める意識をもつことで、初産年齢を引き下げ、将来的には少子化の解決につながる一端になることを目指します。

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to.一般

03

sachild(サチルド)恵藤里美、奥竜太、柿島一貴

結婚しない若者へ「現代型お見合い」

結婚しない理由として多く挙げられるのが「適当な相手がいない」こと。とはいえ、sachildの3人は、実は結婚願望がある人は9割近く存在していることに注目。かつて日本で主流だったお見合い結婚を土台に、プロフィールなどをデータベース化した「現代型お見合い」を提言。マッチングしたパートナーと、お見合い後に共同生活することで、結婚後の人生設計を明確にイメージできるきっかけをつくる仕組みを提案しました。

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to.男子大学生

04

Hoiiiku(ホイーク)中井彩乃、松村悠太郎、吉澤瞳

結婚前の意識改革を図る「保育男子」の養成

子育てを積極的にサポートする「イクメン」が増えていますが、実際にはまだまだ女性に大きな負担を強いているのが現状。そこで将来、パートナーとなる女性の子育て負担を軽減することを目的に、若いうちに子育て理解を深める「保育男子」の育成を提言。具体的には「保育男子」として男子大学生アルバイトを集め、提携した保育園に補助作業員として動員。実際の子育て現場を見て体験することで、結婚前の男性の意識改革を図ることが目標です。

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to.企業

05

Reborn(リボーン)石川廉、石原万希帆、内野佑紀

今ある保育園の空きを最大限に活用する「ReHoiku」

「保育所が足りないと叫ばれていますが、実は都市部でも多くの保育所には空きがある。本当に足りないのは保育士だ」と断言するRebornの3人。保育所を新設するだけでなく、保育士不足により定員割れしている現在の「空き」と、低賃金によって離職・休職している「保育士」に注目しました。さらに企業と保育所を結ぶルートづくりをし、低コストで子どもを預けられるシステム確立が目標です。