グランプリ決定! プレゼン発表会

福武ホール

2016年2月19日、東京大学の福武ホールにて、Over Million Challenge プレゼン発表会が開催。応募総数49件の中から選考を通過した7グループが集い、それぞれの提言を発表しました。果たして、少子化問題を打開する提言として、どのチームがグランプリに輝いたのか!? コンテストの最後を締めくくる発表会の様子をレポートします。

Over Million Challenge プレゼン紹介!

合宿ではスペシャリストの講義やメンバー同士の交流を通して、自分たちの提言に足りない部分をしっかり学びました。その後は、プレゼンまでの期間に各自フィールドワークなどを行い、さらに内容をブラッシュアップ! まずは、7グループが考える「子育てしやすい社会」への提言をご紹介します。
※各グループの画像をクリックすると、紹介ページが立ち上がります。

  • 「子育てに特化したコンパクトシティ」Solid Mechanics
  • 「育児保険〜沖縄からゆいまーるの心を届けたい〜」Team ゆいゆい
  • 「Full 3 to〜地方で「結婚・子育て」がしやすくなる社会へ〜」ひとつむぎ
  • 「結婚したい若者が結婚できる社会へ」ff & pp(フォルテシモ&ピアニシモ)
  • 「人生のインターンシップ「家族留学」」manma
  • 「子どもを産み育てやすいニッポンへ。〜結婚から考える少子化対策〜」明治大学有志チーム
  • 「子育て後のRe-joiningプラン」Re-joining!

発表会レポート

「少子化って一体なんなの!?」 子どもを産み育てやすいニッポンへ。学生による提言コンテスト プレゼン発表会

審査員は豪華な顔ぶれ7チームが一堂に集う

この日のために、7チームそれぞれが手を尽くして準備。ステージに登壇したメンバーたちの表情には緊張がありながらも、自信がみなぎっているようにも見えました。そして、今回のプレゼン発表の審査にあたるのは、多方面で少子化問題に携わる豪華な面々。それぞれが子育ても経験しているプロフェッショナルばかりです。また、会場には多くの一般参加者も参列。7グループが提案する少子化対策の提言に大きな期待が寄せられていました。

いよいよ発表がスタート!個性豊かなプレゼンテーションに

1グループに与えられた発表時間は10分間。再考に再考を重ねた提言を、各自パワーポイントを使ってプレゼンテーションしました。自ら撮り下ろしたイメージ映像を盛り込むグループや、得意の落語で会場の笑いを誘いながら発表するグループなど、それぞれの個性が満載! どのグループも合宿後からの数カ月で見違えるほどに内容を詰めてきていました。緊張しながらも、これまでの成果を伝えるためにみんな一生懸命。その姿に会場の人々も熱心に聞き入っていました。

各チームのプレゼン後には質疑応答タイム。提言を受けて、審査員のコメントは?

各チーム10分間のプレゼン後は、審査員からの質疑応答タイムに。発表者も真剣ですが、審査員も真剣そのもの。それぞれのプレゼン内容に関して、子育ての厳しさの実状、提言の実現性の難しさなど、かなりするどいコメントが飛び交うシーンが多々ありました。しかし、発表者も負けずに審査員のコメントにも的確に返答。しっかり準備がされていることがわかるとともに、とても内容の濃い発表会となりました。

異業種企業が子育てファミリー応援で連携!子育て環境を向上させる活動についてのトークセッション

各チームの発表を終え、壇上では今回のOver Million Challengeを主催している「ママtomo パパtomo」参画企業の皆さんのトークセッションが行われました。学生目線で考える少子化問題へのユニークな提言に、一同が感心した様子。企業も一つの商品やサービスだけでは限られた子育て応援しかできません。住む家や家電、配送サービスや施設、旅行など、さまざまな企業が連携していくことが大切。そうした繋がりから暮らしや社会を変えていきたいと願う「ママtomo パパtomo」の活動についてお話いただきました。

グランプリ発表

見事、受賞したグループは「manma」!

発表グループ7チームが出そろい、緊張の審査発表に。まずは、審査員長の安藏先生より、各チームの発表に関する講評が読み上げられました。そして、見事グランプリに輝いたのは「manma」。受賞の決め手として、「自分が理想とする子育てのロールモデルや、自分が育った環境とは異なる家庭に“家族留学”をして、育児がいかに大変かを体験すること」が大きく評価されました。安藏先生からは「最後の最後まで一つに絞れず議論しました。最後はわずかの差でグランプリを決めましたが、それほど各チームともに、素晴らしいプレゼンだったと思います」とコメント。会場から、参加チーム全員に大きな拍手が送られました。

受賞チームのコメント

高岡さん(右)
本当に光栄です。なにより7チームの努力する仲間と一緒に考えることができ、ためになる時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

新居さん(左)
法人化することも含め、どんな形でもきちんと継続していくことが大事だと思いました。第1回のグランプリとして恥じないようにこれからも続けていきたいです。本当にありがとうございました。

1泊2日で行われた合宿が無事終了 参加グループの感想を聞きました!

  • Solid Mechanics皆さんのプレゼンがすごくうまくて感動しました。それと比べると、自分たちには行動力がなかったので、それが敗因になったと思います。
  • Team ゆいゆいプレゼンの調査を通して、子育て中のしんどさや楽しさなど、リアルなママたちの話を聞くことができ、すごく良かったと思います。
  • ひとつむぎ今は悔しいです。少子化対策というより、地方創世や移住支援に焦点が当たりすぎたのかもしれません。今後の反省点として繋げていきたいです。
  • ff & pp(フォルテシモ&ピアニシモ)私たちの提言を皆さんに面白いと言っていただけたので良かったです。機会があれば、今後どこかで実現していけたらと思っています。
  • 明治大学有志チームどのチームも良かったけれど、「manma」さんは本当に素晴らしかったと思います。自分たちもこの場に立てたことが光栄です。
  • Re-joining!すごく緊張しました。審査員のするどいご指摘もあり、新しい発見だらけでした。この経験をまた次に活かしたいと思います。
審査員紹介
  • 審査委員長安藏伸治氏審査委員長
    安藏伸治氏
    明治大学政治経済学部教授
    日本人口学会理事・前会長
  • 審査員小島慶子氏審査員
    小島慶子氏
    タレント・エッセイスト
  • 審査員齊藤英和氏審査員
    齊藤英和氏
    国立成育医療研究センター
    周産期・母性診療センター、副周産期・母性診療センター長
  • 審査員大日向雅美氏審査員
    大日向雅美氏
    恵泉女学園大学大学院
    平和学研究科教授
  • 審査員萩原なつ子氏審査員
    萩原なつ子氏
    立教大学社会学部教授

to.自治体

01

Solid Mechanics同村 健太(発表者)、荒井 良介、橋詰 悠稀

子育てに特化したコンパクトシティ

所得が少なく環境が整っていないことで、結婚・子育てがしにくくなっています。そこで家賃が安く、待機児童の問題などがない地方都市に住むことが有効と考え、「子育てに特化したコンパクトシティ」を提案。まずは保育所が一体となったマンションや小児科などの医療サービス、子ども向けの商業施設などを充実させること。また税制や教育費の優遇、雇用創出のために企業の誘致などを、自治体として取り組むことで実現したいです。

prev

prev

to.自治体

02

Team ゆいゆい衣斐 菜々、荒川 和泉

育児保険〜沖縄からゆいまーるの心を届けたい〜

子育てへの不安を解消するには、沖縄の「ゆいまーる」という地域の住民が相互補助をする文化のように、社会全体で子育てをする仕組みが必要です。そこで現行の介護保険制度をヒントに「育児保険制度」を提案。子育て世帯を経済的・精神的にサポートします。共働きでも安心して子どもを預けられるように、保育所やベビーシッター、病児保育などのサービスが受けられます。子どもを肯定的に受け入れ、みんなで協力していける社会にしていきたいです。

prev

prev

to.企業

03

ひとつむぎ山本 将也、田中 美有、田中 維

Full 3 to〜地方で「結婚・子育て」がしやすくなる社会へ〜

地方における少子化は主に働き口がなく、若者が都市部へ就職・移住してしまうことが原因。そうした状況から、都会の若者が地方へ移住しやすくことが大切と考えます。僕たちは3大都市圏外の地方に向けて、仕事や人間関係、出会いを支援する総合サービス「Full 3 to(ふるさと)」を提案します。20〜30代の若者を対象に、6次産業の起業や地元の人との交流、出会いの場を提供するなど、移住を段階的に支援していきます。

prev

prev

to.大学・教育

04

ff & pp(フォルテシモ&ピアニシモ)鈴木 恵美里、鈴木 亜里沙

結婚したい若者が結婚できる社会へ

少子化は、結婚適齢期である学生の交際率の低さが問題と考えます。そこで、「交際支援課が大学生の交際をサポート」、「学生ママ・パパのための子育て支援」の2つの政策を提言。交際支援課は大学生の交流の場を提供、交際に関するカウンセラーの常駐、交際相手紹介サイトを運営。また、学生のママ・パパには、ファミリー向け学生寮の充実や、学生同士のファミリーサポートを行います。私たちは結婚したい若者が、結婚できる社会を目指していきます。

prev

prev

to.大学・教育

05

manma高岡 春花(発表者)、尾郷 彩葉、齋藤 優香子、佐川 奈央、新居 日南恵

人生のインターンシップ「家族留学」

「今の女子大生の手で、安心して母になれる社会をつくる」を目標に、大学生のための人生のインターンシップ「家族留学」を行っています。希望する学生と受け入れ家庭をマッチング。参加した学生は、自分の希望に近いライフコースを歩む夫婦を見て、実際に子育ての大変さも実感し、自分の家族形成に前向きに目標を立てやすくなります。「manma」は、大学生の将来への不安をなくし、安心して次世代の親になれる社会をつくっていきます。

prev

prev

to.企業・自治体

06

明治大学有志チーム神田 悠、朝妻 峰則、飯塚 貴大

子どもを産み育てやすいニッポンへ。〜結婚から考える少子化対策〜

低賃金、派遣労働の増加、出会いの機会の不足など、少子化の原因はさまざまですが、その多くは未婚化・晩婚化に帰結します。そこで「労働改善」(非正規雇用の削減、育休・産休取得水準の設定など)、「出産教育」(結婚、出産、育児の授業の制定)、「結婚支援」(政府主体の結婚支援課を自治体に設立など)を実現するべきと考えます。そして何よりアクションを起こし、対策を継続することが大切だと思います。

prev

prev

to.企業・自治体

07

Re-joining!吉田 圭介(発表者)、酒井 真理子、田中 良弥、矢尾板 冴恵

子育て後のRe-joiningプラン

女性の社会における活躍の場が広がる一方で、出産育児とキャリアの両立が困難になっています。そこで、現在の社会システムに即した新たな仕組みが必要と考え、出産・子育てが一段落した男女が再び社会で活躍できるように「Re-joining」プランを提案。実現に向けて、行政は中途採用を促進する法整備をし、企業はRe-joining採用による多様な生き方を推進。社会として「出産・子育て」と「働き方」の見直しをすることが重要と考えます。